Japanのリスト一覧(A to Z)

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*SOLD OUT* Todori / 或いは - 300yen

主に都内近辺で活動するベース、ドラムの2人組の1st音源。CD-Rで2曲入り。
重く激しく、時には淡々と鳴らされるパンク、ハードコア、スラッジ、ストーナーを思わせるサウンドに時折浮かび上がってくるもの悲しいメロディ、そして振り絞るようなヴォーカルが印象に残る。
こういう編成だとひねくれまくったサウンドになりがちだけど、散漫にはならず曲の輪郭がわかるのが良い。
個人的にはanomie、spitboy、IVICH等の90年代のエモーショナルなサウンドを感じさせる。
でもそれはおそらく狙ってやっているのではなく、自分たちの表現に向き合った結果、自然とそのような音に近付いていったのだろうと思った。

ジャケットはクラフト紙にゴールドインクでプリントされており、絵も印象的。そしてそのクラフト紙の中には見開きの紙ジャケットが入っているという手の込んだ作り。これは是非とも手に取って見て聴いてもらいたい作品です。

(2009 self / web)

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*SOLD OUT* Umbra / s.t - 1000yen

東京で活動している5人組umbraの5曲入りCD-R。少し前のリリースですが、今までこの音源を見かけた人は少ないかもしれない。内容は、限定200枚の3曲入り7インチ「myeyeslie」と3cmtourとのスプリットに収録の2曲をまとめたものなので既にそれらの音源を持っている人はご注意を。

まず一曲々々の完成度に驚かされる。その非常に凝った展開をサラッと聴かせてしまう演奏力と曲の構成力。ドラムは手数が多く変則的なリズムも難なく叩き、2本のギターはリフを刻みアルペジオを奏で轟音を鳴らしたりと実に多彩。そして激しい演奏の中にあってそこに埋もれずに際立つメロディを奏でる。

メインのヴォーカルは終始叫びつつ所狭しと駆け回るステージングを見せ、かなりの熱量を放っていて圧倒されるが、どこかカラッとしている。umbraはいわゆる激情、カオティック、EMOと形容されるバンドであると思うが、そういうバンドには珍しく明るさ、パーティー感を体現しているように思うのはヴォーカルの存在感が大きい。
またメインヴォーカルではなくギターの方が歌うパートはかなりメロディアスに(言うなればbluebeardやunder currentのように)歌い上げていて、このバンドの懐の深さがうかがえる。そういった様々な要素やコントラストがともすれば散漫な印象になってしまいがちだが、それを全て一つの表現として放出できているところに非凡なセンスを感じる。

ライブは数回しか観ていないのですが、この素晴らしい曲を再現すること以上にその場の勢いを重視していて、その潔さと疾走感は文句なしの格好良さでした。
Twelve Hour Turn、400years、Funeral Diner、日本ではBoiler Frogに通ずるところがあるように思う。

なお、ジャケットは厚紙にシルクスクリーンでプリントされた完全ハンドメイド。厚紙とインクの色は何種類かあるのでほとんどのジャケットは一枚々々異なる。

  1. my eyes lie
  2. going further to nowhere
  3. i guess this is goodbye
  4. dry gray
  5. it's unlikely, it's unlike me

(2004 say hallo to never recordings HELLO 002.5)

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We Lost Beauty vol.1

*SOLD OUT* We Lost Beauty vol.1 - 150yen

(2006 safedolphin paper ver.2)
safedolphine blogのミヤシロ君制作のファンジン。
まずmy head swimsのロングインタビューは出色の面白さ!その愛すべきキャラクターと、フレキシブルだけど彼等なりの筋の通った活動と考えがよくわかる内容。
また、音楽のことや人生、生活についての個人の想いがとても感じられる文章と誌面作りは好印象。
こういう作り手の気持ちが伝わってくるファンジンがいろいろな人に読まれたり、また興味を持った人がどんどん参加していったりサポートしていったりするととても面白いと思います。B5版中綴じ、全24ページ。

Interview : my head swims(バイオグラフィーetc)/ life is not coming back(自主企画「no action」について)
Column : deliver your small voice(dOPPOからのお願い)/「Give and Give and Given」(音楽と政治)/「安全いるかの旅」(日記や思っている事など)
Other : Disc Review & Photo

http://safedolphin.org/

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*SOLD OUT* Zdzis law / demo - 200yen

京都、大阪で主に活動しているzdzis law(ズジスワフ)の初音源。一見して読みづらいこのバンド名は、波瀾万丈の生涯を送ったポーランドの画家Zdzislaw Beksinskiから取ったのだろうと思われる。

不穏な始まりから静かに叙情的なフレーズが鳴らされ、感情的な絶叫から徐々に熱を帯びて行く壮大な曲で幕を開ける。
次もそういう曲が続くのかと思いきや、その後は怒濤の展開、ショートチューン連発であっという間に聴き終わってしまう。でも短い曲にも不思議と印象に残る叙情性がある。
Ampere、In First Person、La Quiete、The Third Memoryなどのエモヴァイオレンスの今を、ここ日本で鳴らす数少ないバンドだと思う。

ほぼ手作業で作ったと思われる2つ折りの紙ジャケットの仕様も非常にカッコいい。全5曲。

(2009 / self / web)

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*SOLD OUT* elica / rice riot e.p - 300yen

life is not comingback、quenquaonee、a day、ファッションセンス等のメンバーを含む4人組の初音源。4曲入りCD-R。
やりたい事やアイデアが1曲の中にコンパクトにギュッとまとまっていて、聴きどころは多く飽きさせない。
Drive Like Jehu、kerosene454、shellac等の影響は確かに感じられるけど、elicaの方がよりポップでユーモアを感じられるのはやはり日本人がやっているからなのか、それともメンバーの人となりなのか。

(2008 self / CDR / web)

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*SOLD OUT* elica / rolling folk e.p - 300yen

主に東京で活動している4人組ロックバンドの2枚目の音源。
押し引きの妙がある曲展開と、メロディと演奏を含め「歌心」が感じられるのがとても良いです。

この音源のレコーディング後にドラムが脱退してしまったが、現在は元Document not found、元Detrytusで、THE SUNSETBOULEVARDにも在籍の佐々木君を迎えて活動中。

(2009 self / CDR / web)

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*SOLD OUT* kiji/WALK SPLIT CD - 800yen


http://www.myspace.com/kijisapporo
http://www.myspace.com/walksapporo

(2010 Felak/FLAK-001)

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*SOLD OUT* midnight parade / red light discor ep. - 300yen

新潟で活動している5人組の2nd demo CD-R。
ツインギターの絶妙な絡みと綺麗な旋律、動きのあるリズム隊、スピーディで大胆な曲展開を無理なく聴かせる演奏力とセンスが素晴らしく、デモらしからぬ完成度。
単にエモ/ポストロックとは括れない、非常に個性的で意志のあるバンドサウンドになっているのだが、それはこういう鋭利かつ流麗なサウンドには珍しい、熱く力強く歌い上げるヴォーカルの存在もあるように思った。

新潟と聞いて個人的に思い浮かべるのは小千谷周辺のメロディックや、ハードコア/クラスト勢なので、こういうタイプのバンドがいることが結構意外に感じました。だけど、これだけの完成度があるならどんな共演でも観る人には何かしらの印象は残すのでは、と思う。実際に、様々なバンドのツアーサポートや地元バンド達とジャンルレスに共演しているようです。

前作は封筒ジャケットで、国内外のインディー/エモバンドのスタートとしては王道な感じ。今作はCD-Rのプラケースにカラー印刷のジャケットが入っている作りで、プリンタ印刷ではないのが良いです。
次のリリースも既に決まっているようなので、今後にも期待したいです。

(2009 self / web)

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*SOLD OUT* mumsword vol.1 - 0yen

エモ・パンク・ハードコア等の音源のオンラインショップSTMから、新しい試みの雑誌が発行されました。
バンドからTシャツのデザインをもらい、そのTシャツを販売して、それによって得たお金で雑誌を発行する、というサイクルで発行していくとのことです。
それによって、多くの音楽誌では取り上げることのできないバンド・内容を誌面に反映させ、シーンの活性化を図りたい、という意思が感じられました。
Vol.1は無料配布です。Vol.2も近いうちに発行されるようです。


CONTENTS

aie インタビュー
kamomekamome インタビュー
Z インタビュー
松井良彦氏 インタビュー
i pod拝見
The Daily Chorus
ライブレポ
音源紹介
海外音楽シーン事情
その他


http://mumsword.stm.to/

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*SOLD OUT* nothing,nothing,nothing! / demo - 100yen

Dignity For All、Face Of Change、Next Style、Anmaで90年代から札幌で活動している藤山氏(現在BORED TO DEATHのメンバーでもある)のバンドnothing,nothing,nothing!の1曲入りデモCD-R。
以前はChaotix、Bend、Protess、Cuthbartsのメンバーが在籍していて、重く激烈なハードコアサウンドだった。(Straight Up Recordsからリリースされているオムニバスシリーズの「HARD CORE BALL 7」で聴けます)

その後、札幌で現在活動している若手メロディックバンドOver head kick Girl、新潟でDEVID暴威Zというバンドで活動していたメンバーに代わってスリーピースになり、この最新のデモ音源では90年代のアメリカのバンド(Current、Sinker、Indian Summer、Amber Inn)のような押し引きのある激渋なエモーショナルハードコアに。

封筒ジャケットにシルクスクリーンプリント、歌詞カードと布パッチ入りというアートワークにもこだわりが感じられます。

(2010 self)

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