*SOLD OUT* Gauge means nothing / the absent trail of an echo and my futureplagued by surrender cdep - 680yen
(2003 endless/nameless records)
前身のバンドは1997年から活動を始め、2002年にバンド名を変え「gauge means nothing」となる。バンド名はUranusの「Face Value」の歌詞から取っている。
主に東京で活動しつつ日本各地やマレーシアにもツアーに行くなどアクティブに活動しながらも、2005年12月25日に解散。
この音源は2003年にリリースされた彼らの初の単独CDで4曲収録。
邦題は「残響も失せた過去と諦めに彩られた未来に」。
曲はどれも長尺で、様々な要素が入り交じり、起伏に富んだ展開を見せる。
この音源をレコーディングした時のメンバーは6人で、ギター×2、ギターシンセ、ベース、ドラム、パーカッション、キーボードなどバラエティに富んだ編成で、さらにほとんど皆が歌ったりコーラスしたりしている。
初めてこの音源の収録曲を聴いた時は、以前にthe assistantの曲(scarlet letterとのsplit 7インチの曲)を聴いた感想と同じで「一曲に色んな要素詰め込み過ぎだけどセンスの良さは感じるし、未整理なところも衝動的で良く、そして程よくポップでこれは新しいなぁ」だった。でもassistantみたいなブラストビート全開からアンニュイ&ファニーな女性ヴォーカルみたいな極端な落差があって凄いというよりは、一曲の流れをもっと大事にしていて聴かせる曲を作っていると思った。
大きくカテゴライズするならいわゆる激情と言われるサウンドになるのだろうけれど、そこに留まらない個性を感じる。
僕はなぜか子供の頃に観ていたアニメのエンディングテーマ曲を聴いているシチュエーションを想像してしまった。
楽しい時間はあっという間、もう終わってしまって寂しいなぁとエンドロールを見ながら今週の放送を反芻しつつ、早く来週が来ないかなーという期待も湧き上がり、そんな想いが入り交じった中流れているエンディング曲がまた良かったりしたものです。
日本人的、というより上記のような感覚がわかる人の琴線に触れるメロディーだと思う。
特に良かったのは3曲目の「boku wa bikaiin」。前半の絶叫&激情な展開から、JAZZピアノのようなキーボードのフレーズにあまりにも真っ直ぐな女性ヴォーカルが乗り、それに絡む小気味良いギターのリフ。緊張感ありつつも優しく流れていく曲で非常にポップです。
※この音源の曲はendless/nameless recordsで試聴できます。
また、myspaceでラストソングが試聴できます。
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